最初の民兵隊とポーランド人の戦い 1611 年の夏の終わり、民兵隊とポーランド人の両方にとって状況は困難でした。 どちらの側にも敵に最後の一撃を与えるのに十分な力がありませんでした。 しかし、ほぼ毎日、小規模な軍事衝突があった。 彼らは塩を求めて侵入したときに発生しました

彼は 1610 年にロシアの王位から転覆されました。彼は修道院に送られましたが、彼らはそれを力ずくで行いました。 この後、ボヤールの統治時代、いわゆる七人のボヤールが始まります。 その結末には、ボヤールの統治に加えて、ポーランドのウラジスラフ王子の王位への招待、ルーシの領土への外国の介入、人民民兵組織の創設と新しい王朝の加盟が含まれる。

一部の歴史学では、動乱の終わりは彼が王位に選出された 1613 年と関連付けられていません。 多くの歴史家は、動乱の時代をポーランドとスウェーデンとの休戦協定が結ばれた1617年から1618年まで延長している。 すなわち、ポーランドとのデウリンスコエとスウェーデンとのストルボフスキー和平である。

苦難の時代

シュイスキーの統治が打倒された後、貴族たちは権力を自らの手中に収めた。 ムスティスラフスキーに率いられたいくつかの高貴なボヤール家族が政権に参加した。 七大貴族の活動を評価するなら、その政策は国との関係で危険なものに見えた。 貴族たちはポーランド人に国家を明け渡すことを公然と決定した。 国を降伏させるにあたり、七人の貴族は階級の好みに基づいて行動した。 同時に、偽ドミトリー2世の軍隊がモスクワに向かっていたが、彼らは社会の「下層階級」であった。 そしてポーランド人はカトリック教徒でありロシア国民に属していなかったものの、階級的には依然として近かった。

1610年8月17日、ポーランド軍の領土に関する両国間で協定が締結されました。 この合意には、ポーランド王ウラジスラフの息子をロシアの王位に招くことが含まれていた。 しかし、この協定には、王子の権限を大幅に制限するいくつかの点がありました。

1. 王子は正教に改宗する。
2. ウラジスラフの信仰について教皇と接触することは禁じられている。
3. 正教の信仰から逸脱したロシア人を処刑する。
4. 王子はロシア正教の少女と結婚する。
5. ロシア人捕虜は釈放されなければならない。

契約条件は受諾されました。 すでに8月27日、ロシア国家の首都は王子に忠誠を誓った。 ポーランド人はモスクワに入った。 偽ドミトリー2世に近い人々はこのことを知りました。 彼に対する陰謀が組織され、彼は殺された。

ポーランド王ジギスムント王子へのモスクワの誓いの中でIII世と彼の軍隊はスモレンスクに立った。 宣誓の後、フィラレット・ロマノフが大使館を率いてそこに派遣された。 大使館の目的はウラジスラフを首都に連れて行くことだ。 しかしその後、ジギスムントが判明した3世自身はロシアの王位に就くことを望んでいた。 彼は大使たちに自分の計画について知らせず、ただ時間稼ぎをし始めた。 そしてこの時、大貴族たちはモスクワの近くにいたポーランド人のためにモスクワの扉を開いた。

苦難の時代の終わりの出来事

終末の出来事は急速に展開し始めた。 モスクワに新政府が発足した。 彼はウラジスラフが都市に到着するまで国家を管理する役割を与えられた。 それは次の人々によって率いられました。

• ボヤーリン・M・サルティコフ。
• 商人F.アンドロノフ。

アンドロノフには特に注意を払う必要があります。 初めて都市の人間、この場合は商人が国家機構に登場した。 このことから、モスクワ市民の裕福な層がウラジスラフの統治を支持し、彼の立候補を積極的に推進したと結論付けることができる。 同時に、ジギスムントがウラジスラフを王位に送ることを急いでいないことに気づいた大使たちは、ジギスムントに圧力をかけ始めました。 これにより彼らは逮捕され、ポーランドに送られた。

1610年、動乱の時代は解放闘争の段階に入った。 すべてが簡単になりました。 今、対峙しているのはロシア軍ではなく、ポーランド人とロシア人のあからさまな対立だった。 これには、カトリック教徒と正教会の間の闘争という宗教的な部分も含まれていました。 ロシア人の間でのこの闘争の主力はゼムストヴォ民兵組織であった。 彼らは郡、郷、都市で立ち上がり、徐々に民兵組織が強くなり、その後介入者に対して激しい抵抗を示すことができるようになった。

ヘルモゲネス総主教はポーランド人に対して非常に厳しい立場をとった。 彼は彼らの首都滞在に断固として反対し、ポーランドの王子がロシア王位に就くことにも反対した。 彼は介入に対して熱心に闘った。 ヘルモゲネスは、1611 年に始まる解放闘争で重要な役割を果たしました。モスクワにおけるポーランド人の存在は、民族解放運動の始まりに弾みを与えました。

動乱の時代の最初の民兵組織

民兵が発生した地域では、長い間、その地域を独立して統治することに慣れていたことは注目に値します。 さらに、これらの地域ではそれほど大きな社会階層はなく、富裕層と貧困層の間に明確な区別はありませんでした。 この運動は愛国的であったと言えるでしょう。 しかし、すべてがそれほど完璧であるわけではありません。 そこに住んでいた商人たちはポーランド人が国家を統治することをまったく望んでいませんでした。 この状況は貿易に悪影響を及ぼしました。

1610年から1611年にかけて 最初のゼムストヴォ民兵組織は動乱の時代に発生した。 この民兵組織には次のような指導者が数名いました。

• リャプノフ兄弟 - プロキピイとザカール。
• イワン・ザルツキー - かつて偽ドミトリー2世の陣営にいた、マリーナ・ムニシェク（妻）のお気に入り。
• ドミトリー・トルベツコイ王子。

リーダーたちは冒険的な性格を持っていました。 この時代自体が冒険的であったことは注目に値します。 1611年3月、民兵はモスクワを襲撃することを決定した。 それは不可能だったが、都市は封鎖された。

民兵組織内では、コサックの代表者と貴族の間で対立が生じた。 ポーランド人はこの紛争を利用した。 彼らは、プロコピ・リャプノフが彼らと協定を結ぶはずであると述べた手紙を送った。 リャプノフは自分を正当化できず、殺された。 民兵組織は最終的に解散した。

苦難の時代の終わりとその結果

一部の地域は、偽ドミトリー2世とマリーナ・ムニシェクの息子である小さなイワン・ドミトリエヴィチに忠誠を誓った。 しかし、少年の父親がイワン・ザルツキーだったというバージョンもあります。 イワンはトゥシンスキーの泥棒の息子だったため、「カラス」というあだ名が付いていました。 同時に、新たな民兵組織が形成され始める。 クズマ・ミーニン氏とドミトリー・ポジャルスキー王子が率いていた。

当初、ミーニンは資金を集めて歩兵に装備を整えた。 そしてポジャルスキー王子は軍隊を率いました。 ドミトリー・ポジャールスキーはフセヴォロド・ザ・ビッグ・ネストの子孫でした。 ドミトリーはロシアの王位に就く非常に広範な権利を持っていたと判断できます。 さらに、この民兵がポジャルスキー家の紋章の下でモスクワを行進したことは言う価値があります。 新しい民兵の動きはヴォルガ地方を席巻し、軍隊はヤロスラヴリ市に到着した。 そこで代替政府機関が設立されました。

1612年8月、民兵軍がモスクワ近郊にいた。 ポジャールスキーは民兵を助けるようコサックを説得することに成功した。 連合軍がポーランド人を攻撃し、その後民兵が市内に入った。 クレムリンを占領するのに長い時間がかかりました。 10月26日（11月4日）になって初めて彼はポーランド軍に降伏し、彼らの命は保証された。 捕虜はコサックと民兵に分けられた。 民兵は約束を守ったが、コサックは従わなかった。 捕らえられたポーランド人はコサックによって殺害された。

1613年2月、ゼムスキー・ソボールは16歳の少年を統治者に選出した。 これは苦難の時代の終わりの物語。

苦難の時代の終わりのビデオ

2番目の民兵組織創設の前提条件

第二人民民兵組織を組織するイニシアチブは、ヴォルガ中流域の重要な経済・行政の中心地であるニジニ・ノヴゴロドの工芸品と貿易の人々から発せられた。 当時、ニジニ・ノヴゴロド地区には約15万人の男性が住んでおり、600の村に最大3万世帯があった。 ニジニ自体には約 3.5 千人の男性住民がおり、そのうち約 2.0 ～ 2.5 千人が町民でした。

ニジニ・ノヴゴロド地域の悲惨な状況

ニジニ ノヴゴロドは、その戦略的な位置、経済的、政治的重要性により、ロシア東部および南東部地域の要衝の 1 つでした。 中央政府の弱体化と介入主義者の支配という状況の中で、この都市はヴォルガ上流、中流地域、および国内の近隣地域を席巻した全国的な愛国運動の先駆者となった。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は、第二民兵組織の結成の数年前に解放闘争に参加したことに留意すべきである。

最初の民兵組織の崩壊

1611年の民族解放運動の高まりは、最初の人民民兵組織の創設とその行動、そしてザライスク総督ドミトリー・ミハイロヴィチ・ポジャルスキー王子率いるモスクワ人の3月蜂起をもたらした。 最初の民兵組織の失敗はこの勢いを弱めることはなく、逆にそれを強化した。 最初の民兵の多くはすでに侵略者と戦った経験がありました。 詐欺師や侵略者に屈しなかった都市、郡、郷の住民も同様の経験をしました。 そして、上記に関連して、ニジニ・ノヴゴロドがロシア人民の独立を求めるさらなる民族解放闘争の拠点となり、第二の人民民兵組織創設の前哨基地となるのは偶然ではない。

1611 年の夏、国中が混乱に陥りました。 モスクワでは、すべての事柄はポーランド人によって管理され、ボヤール（「7人のボヤール」の統治者）は、ポーランドのウラジスラフ王子への宣誓を求める手紙を都市、郡、郷に送りました。 ヘルモゲネス総主教は投獄されている間、モスクワ近郊のコサック連隊の軍事指導者であるD.T.トルベツコイ王子とアタマンI.M.ザルツキーの命令に従わないことを罰して、国の解放軍の統一を主張した。 逆に、トリニティ・セルギウス修道院のディオニュシウス大司教は、トルベツコイとザルツキーの周りに団結するよう全員に呼びかけた。 ニジニ・ノヴゴロドで愛国運動の新たな高揚が生じたのはこの時であり、すでに独自の伝統があり、再び町民、軍人、地元農民の間で支持を得た。 この大衆運動の強​​力な推進力となったのは、1611 年 8 月 25 日にニジニ ノヴゴロドの住民が受け取った総主教ヘルモゲネスの手紙でした。 チュドフ修道院の地下牢にいる勇敢な長老は、ニジニ・ノヴゴロドの人々に対し、ロシアを外国の侵略者から解放するという聖なる大義のために立ち上がるよう呼びかけた。

第二民兵組織の組織におけるクズマ・ミーニンの役割

この運動の組織化において顕著な役割を果たしたのは、1611年9月初旬にこの役職に選出されたニジニ・ノヴゴロド・ゼムストヴォの長老クズマ・ミーニンであった。 歴史家によると、ミーニンは最初、彼を温かく支持した町民の間で解放闘争を求める有名な呼びかけを始めたという。 その後、ニジニ・ノヴゴロド市議会、県、聖職者、奉仕者らから支援を受けた。 市議会の決定により、ニジニ・ノヴゴロド住民総会が任命された。 街の住民は鐘の音を聞きながらクレムリンの変容大聖堂に集まった。 まず礼拝が行われ、その後サヴァ大司祭が説教を行った後、ミーニンが国民に向けてロシア国家を外敵から解放するために立ち上がるよう訴えた。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は、自発的な寄付に限定せず、市と郡の全住民が「軍人の形成のために」財産の一部を寄付しなければならないという市全体の「判決」を受け入れた。 ミニンは資金の収集と将来の民兵組織の戦士への分配の管理を任された。

第二民兵組織の軍事指導者、ポジャルスキー王子

「選ばれた人」クズマ・ミーニン氏はアピールの中で、将来の民兵組織の軍事指導者を選ぶ問題を提起した。 次の集会で、ニジニ・ノヴゴロド住民はポジャルスキー王子に人民民兵組織の指揮官を要請することを決定した。ポジャルスキー王子の家屋敷はニジニ・ノヴゴロドから西に60キロ離れたニジニ・ノヴゴロド地区にあり、同王子は重傷を負い療養中だった。 1611年3月20日、モスクワで。 王子はあらゆる資質において民兵司令官の役割に適していた。 彼は高貴な家族、つまり20世代のルリコビッチの出身でした。 1608年、彼は連隊指揮官としてコロムナ近郊でツシノ詐欺師の集会を破った。 1609年に彼はアタマン・サルコフのギャングを破った。 1610年、リャザン総督プロコピ・リャプノフがシュイスキー皇帝に不満を抱いていた間、彼はザライスク市を皇帝への忠誠を保った。 1611年3月、彼はモスクワで祖国の敵と勇敢に戦い、重傷を負った。 ニジニ・ノヴゴロドの住民もまた、正直さ、無私の心、決定を下す際の公正さ、決断力、バランス、そして行動における思慮深さなどの王子の特徴に感銘を受けた。 王子自身が語ったように、ニジニ・ノヴゴロドの住民は「ゼムストヴォ評議会のためにニジニに行くために何度も」彼のところを訪れた。 当時のエチケットに従って、ポジャールスキーはニジニ・ノヴゴロド住民の申し出を長い間拒否した。 そして、アセンション・ペチェルスク修道院のテオドシウス大司祭率いるニジニ・ノヴゴロドからの代表団が彼のところにやって来て初めて、ポジャルスキーは民兵組織を率いることに同意した。ただし、民兵組織のすべての経済問題はミーニンが管理するという条件があった。 、ニジニ・ノヴゴロド住民の「判決」により、「全地球から選出された人物」の称号が与えられた。

第二次民兵組織の発足

ポジャールスキーは1611年10月28日にニジニ・ノヴゴロドに到着し、すぐにミーニンとともに民兵組織を組織し始めた。 ニジニ・ノヴゴロド駐屯地には約750人の兵士がいた。 それから彼らは、ポーランド人に占領された後にスモレンスクから追放されたアルザマス軍人をスモレンスクから招待した。 ヴィャズミチとドロゴブジの住民も同様の立場にあり、民兵組織に加わった。 民兵組織はすぐに3000人にまで増加した。 すべての民兵は良い給料を受け取りました。第一条の軍人には年間50ルーブル、第二条には45ルーブル、第三条には40ルーブルの給与が割り当てられましたが、年間30ルーブル未満の給与はありませんでした。 民兵組織に一定の金銭的手当が存在することで、周辺地域すべてから新しい軍人が民兵組織に集まった。 コロムナ、リャザン、コサック、ストレルツィの人々はウクライナの都市などからやって来た。

優れた組織、特に資金の収集と分配、独自の事務所の設立、多くの都市や地域とのつながりの確立、民兵の業務への関与 - これらすべてが、最初の民兵とは異なり、統一性を高めるという事実につながりました。目標と行動の方針は、最初から第 2 章で確立されました。 ポジャルスキーとミーニンは引き続き財務省と戦士を集め、さまざまな都市に助けを求め、次のような訴えを書いた手紙を送った。モスクワ国家を私たちの敵から遠ざけなさい...死ぬまで絶え間なく浄化し、正教に強盗や税金を課してはならず、主権者の助言なしに独断でモスクワ国家全土を略奪してはならない。」 1611年12月初旬にニジニ・ノヴゴロドからヴォログダとソル・ヴィチェグダへ）。 第二民兵の当局は実際に、トルベツコイ大将とザルツキーI.I.が率いる当局から独立して、モスクワの「七人のボヤール」とモスクワ地域の「収容所」に対抗する政府の機能を実行し始めた。 民兵政府は 1611 年から 1612 年の冬に初めて設立されました。 「全地球の評議会」として。 その中には民兵組織の指導者、ニジニ・ノヴゴロド市議会議員、他の都市の代表者も含まれていた。 それは、第二の民兵組織がヤロスラヴリに来て、ポーランド人からモスクワを「浄化」した後、ようやく具体化した。

第二民兵隊政府は困難な状況で行動しなければならなかった。 介入主義者とその手下たちだけでなく、モスクワの「七人のボヤール」やコサック自由民の指導者、ザルツキーとトルベツコイも彼を恐れの目で見ていた。 それらはすべて、ポジャルスキーとミーニンにとってさまざまな障害を引き起こしました。 しかし、すべてにもかかわらず、彼らは組織的な活動によって自分たちの立場を強化しました。 社会のあらゆる層、特に地方の貴族や町民に頼って、彼らは北部と北東部の都市や地方の秩序を回復し、その見返りとして新しい民兵と財務省を受け入れた。 彼によって適時に派遣された王子D.P.ロパタ・ポジャールスキーとR.P.ポジャールスキーの分遣隊はヤロスラヴリとスズダリを占領し、プロソヴェツキー兄弟の分遣隊がそこに入るのを阻止した。

第二次民兵隊の行進

2番目の民兵は2月末から1612年3月初めにかけてニジニ・ノヴゴロドからバラクナ、ティモンキノ、シツコエ、ユリエヴェツ、レシュマ、キネシュマ、コストロマ、ヤロスラヴリを経てモスクワに向けて出発した。 バラクナとユリエヴェツでは、民兵は大きな名誉をもって迎えられた。 彼らは補充と多額の現金金庫を受け取りました。 レシュマでポジャールスキーは、プスコフとコサックの指導者トルベツコイとザルツキーが新たな詐欺師である逃亡僧イシドールに誓った誓いについて知った。 コストロマ州知事I.P.シェレメテフは民兵を市内に入れたくなかった。 シェレメテフを解任し、コストロマで新しい総督を任命した民兵は、1612年4月初旬にヤロスラヴリに入った。 ここで民兵隊は 1612 年 7 月末までの 4 か月間駐留しました。 ヤロスラヴリでは、政​​府の構成「全地球評議会」が最終的に決定された。 評議会には、ドルゴルーキー家、クラキン家、ブトゥリン家、シェレメテフ家などの高貴な王子の家族の代表も含まれており、評議会はポジャルスキーとミーニンによって率いられました。 ミーニンは読み書きができなかったため、ポジャールスキーが代わりに手紙に署名した。「ドミトリー・ポジャールスキー王子は、コズミノの全土地を有する選出者としてミーニンの代わりに手を差し伸べた」。 証明書には「全地球評議会」のメンバー全員が署名した。 当時は「現地主義」が厳守されていたため、ポジャルスキーの署名は10位、ミーニンの署名は15位だった。

ヤロスラヴリでは、民兵政府が都市や郡の平定を続け、ポーランド・リトアニア軍の分遣隊やザルツキーのコサックから解放し、東部、北東部、北部地域からの物資や軍事援助をザルツキーのコサックから奪った。 同時に、スウェーデン王グスタフ・アドルフの弟カール・フィリップのロシア王位に立候補するよう交渉することにより、ノヴゴロドの土地を占領したスウェーデンを無力化する外交的措置を講じた。 同時に、ポジャールスキー王子はドイツ皇帝の大使であるヨーゼフ・グレゴリーと、祖国の解放における民兵への皇帝の援助について外交交渉を行い、その見返りに皇帝のいとこであるマクシミリアンをロシア皇帝に任命することを申し出た。 。 これら二人のロシア王位請求者はその後拒否された。 ヤロスラヴリでの「立場」と「全地球評議会」、ミーニンとポジャルスキー自身がとった措置は結果をもたらした。 県、ポモリエ、シベリアを含む下流域およびモスクワ地方の多数の町が第2民兵に加わった。 政府機関は機能し、「全土評議会」の下に地方命令、ラズリャドニ命令、大使命令があった。 ますます広大な州の領土に秩序が徐々に確立されていきました。 徐々に、民兵部隊の助けを借りて、盗賊団は排除されました。 民兵軍にはすでに十分な武装と訓練を受けた最大1万人の戦士がいた。 民兵当局は日常の行政および司法業務（知事の任命、退院簿の管理、苦情や請願の分析など）にも関与していた。 これらすべてが国の状況を徐々に安定させ、経済活動の復活につながりました。

月初め、民兵組織はヘチマン・ホドケビッチの1万2000人の精鋭分遣隊が大規模な船団を率いてモスクワに向けて前進したという知らせを受け取った。 ポジャールスキーとミーニンは直ちにドミトリエフMSとロパタ・ポジャールスキーの分遣隊を首都に派遣し、それぞれ7月24日と8月2日にモスクワに接近した。 民兵隊の到着を知ったザルツキーとコサックの分遣隊はコロムナに逃げ、その後アストラハンに逃げた。それ以前から彼はポジャルスキー王子に暗殺者を送っていたが、暗殺の試みは失敗し、ザルツキーの計画が明らかになった。

ヤロスラヴリ氏のスピーチ

2番目の人民民兵は1612年7月28日にヤロスラヴリからモスクワへ出発した。 最初の目的地は市内から6～7マイル離れたところにありました。 2回目は7月29日、シェプツキー・ヤムのヤロスラヴリから26ヴェルスタスで、民兵軍はI.A.ホヴァンスキー王子とコズマ・ミーニンとともにさらにロストフ大王に向かい、ポジャルスキー自身も小規模な分遣隊を率いてスーズダリ・スパソ・エフフィミエフ修道院に向かった。 - 「両親の棺に向かって祈り、頭を下げるためです。」 ロストフで軍隊に追いついた後、ポジャルスキーは数日間立ち寄って、さまざまな都市から民兵に到着した戦士を集めました。 8月14日、民兵たちはトリニティ・セルギウス修道院に到着し、聖職者らに喜んで出迎えられた。 8月18日、民兵は礼拝を聞いた後、トリニティ・セルギウス修道院から8マイル以内離れたモスクワに移動し、ヤウザ川で一夜を過ごした。 翌日、8月19日、コサック連隊を率いるD.T.トルベツコイ王子はモスクワ城壁でポジャールスキー王子と会い、ヤウズ門で一緒にキャンプするよう呼び掛け始めた。 ポジャールスキーは民兵に対するコサックの敵意を恐れて彼の招待を受け入れず、ヘチマン・ホドケビッチからの攻撃が予想されるアルバート門に民兵と共に立っていた。 8月20日、ホドケビッチはすでにポクロンナヤの丘にいた。 彼と一緒にハンガリー人とナリヴァイコ首長の分遣隊と小ロシアのコサックもやって来た。

民兵とヘチマン・ホドケビッチの軍隊との戦い

モスクワの浄化

しかし、モスクワ全土が侵略者から解放されたわけではない。 シュトラス大佐とブディラ大佐のポーランド軍分遣隊がまだキタイ＝ゴロドとクレムリンに塹壕を築いていた。 裏切り者の貴族とその家族もクレムリンに避難した。 将来のロシア君主ミハイル・ロマノフは、当時まだほとんど知られていなかったが、母親の修道女マルファ・イワノフナとともにクレムリンにいた。 包囲されたポーランド人がひどい飢えに苦しんでいることを知っていたポジャルスキーは、1612年9月末にポーランド騎士団に降伏を勧める手紙を送った。 「君たちの頭と命は救われるだろう」と彼は書いた、「私はこれを自分の魂として受け止め、すべての軍人にこれに同意するよう求めます。」 これに対してポーランド大佐はポジャルスキーの提案を拒否するという傲慢で自慢げな反応を示した。

1612年10月22日、キタイ＝ゴロドはロシア軍の攻撃により占領されたが、クレムリンにはまだ定住していたポーランド人がいた。 そこでの飢餓は激化し、ボヤールの家族とすべての民間住民がクレムリンから護送され始め、ポーランド人自身も人肉を食べ始めるまでに至った。 ポジャールスキーと彼の連隊は、ボヤールの家族を迎え、コサックから彼らを守るために、クレムリンの三位一体の門にある石の橋に立った。 10月26日、ポーランド人は降伏してクレムリンを去った。 ブディロとその連隊はポジャルスキーの野営地に落ちたが、全員が生き残った。 その後、彼らはニジニ・ノヴゴロドに送られました。 臆病者とその連隊はトルベツコイに陥落し、コサックはポーランド人を皆殺しにした。 10月27日、ポジャルスキー王子とトルベツコイ王子の軍隊のクレムリンへの式典入場が予定されていた。 軍隊がロブノエ・メストに集まったとき、トリニティ・セルギウス修道院のディオニュシウス大司教は民兵の勝利を讃えて厳粛な祈りを捧げた。 その後、鐘が鳴り響く中、勝者は人々に伴われ、横断幕やのぼり旗を持ってクレムリンに入った。

こうしてモスクワとモスクワ国家の外国侵略者からの浄化が完了した。

歴史学

ニジニ・ノヴゴロド民兵組織は伝統的にロシアの歴史学の重要な要素であった。 最も徹底的な研究の1つは、P.G.リュボミロフの研究です。 ニジニ・ノヴゴロド人民の闘争の初期（1608年から1609年）を詳細に記述した唯一の著作は、動乱の時代の歴史に関するS.F.プラトーノフの基本的な著作である。

フィクションの中で

1611 年から 1612 年の出来事は、M. N. ザゴスキン ユーリ ミロスラフスキーによる人気の歴史小説、または 1612 年のロシア人で説明されています。

ノート

情報源

• 数々の反乱の記録。 第 2 版。 -M.: 1788年。
• ザベリン I.E.ミーニンとポジャルスキー。 苦難の時代の直線と曲線。 -M.: 1883年。
• ロシア人名辞典：25巻／A.A.ポロフツォフ監修。 1896～1918年。 コルサコバ V. I.ポジャルスキー、本。 ドミトリー・ミハイロヴィチ。 - サンクトペテルブルク: 1905。P.221-247。
• ビビコフ G.N. 1612年8月22日から24日にかけてモスクワ近郊で行われたロシア人民軍とポーランド侵略者の戦い。 歴史的なメモ。 - M.: 1950.T.32。
• ブガノフ V.I.「全地球から選ばれた男」クズマ・ミーニン。 歴史の疑問。 - M.: 1980. No. 9. P.90-102。

第二人民民兵組織を組織するイニシアチブは、ヴォルガ中流域の重要な経済・行政の中心地であるニジニ・ノヴゴロドの工芸品と貿易の人々から発せられた。 当時、ニジニ・ノヴゴロド地区には約15万人の男性が住んでおり、600の村に最大3万世帯があった。 ニジニ自体には約3.5千人の男性住民がおり、そのうち約2.0〜2.5千人が町民でした。 ポジャールスキーは1611年10月28日にニジニ・ノヴゴロドに到着し、すぐにミーニンとともに民兵組織を組織し始めた。 ニジニ・ノヴゴロド駐屯地には約750人の兵士がいた。 次に彼らは、ポーランド軍の占領後にスモレンスクから追放されたアルザマス出身の軍人を招待した。 民兵組織の一員でもあったヴィャズマの住民も同様の状況に陥った。 民兵組織はすぐに3000人にまで増加した。 すべての民兵組織は良好な維持を受けていたが、民兵組織に一定の金銭的手当が存在したため、周辺地域すべてから新しい軍人が民兵組織に集まった。 コロムナの住民、リャザンの住民、ウクライナの都市からコサックや射手が到着した。 優れた組織、特に資金の収集と分配、独自の事務所の設立、多くの都市や地域とのつながりの確立、民兵組織の業務への関与、これらすべてが、最初の民兵とは異なり、統一性を高めるという事実につながりました。目標と行動の方針は、最初から第 2 章で確立されました。 最初の民兵政府は 1611 年から 1612 年の冬に土地評議会として設立されました。 最終的には民兵組織の指導者、ニジニ・ノヴゴロド市議会議員、各都市の代表者らも参加した。 第 2 民兵組織の政府は困難な状況で行動しなければならなかった。 介入主義者だけでなく、モスクワの「七大貴族」3やコサック自由民の指導者ザルツキーとトルベツコイも皆、ポジャルスキーとミーニンに様々な障害を与えた。

2番目の人民民兵組織である第2ゼムストヴォ民兵組織は、ポーランドの侵略者と戦うために1611年9月にニジニ・ノヴゴロドで結成された。 1612年4月から7月にかけて、ニジニ・ノヴゴロドからモスクワまで、主にヤロスラヴリに向かう旅の間、活発に形成され続けた。 それは町民、ロシア中部および北部地域の農民、およびヴォルガ地域の非ロシア人からなる分遣隊で構成されていた。 指導者 - クズマ・ミニンとドミトリー・ポジャルスキー王子。 1612年8月、第一民兵軍の一部がモスクワ近郊に残っていた状態でモスクワ近郊でポーランド軍を破り、1612年10月には首都を完全に解放した。

民兵組織の主催者はゼムストヴォの長老クズマ・ミーニンで、彼はニジニ・ノヴゴロドの住民に「もしモスクワ国家を助けたいなら、自分たちの財産や腹を惜しまないだろう」と訴えた。 私たちの腹だけでなく、私たちは庭を売り、妻と子供たちを質に入れます。そして、ニジニ・ノヴゴロド住民の承認を得て、軍人建設のための資金を集めるための評決が作成され、クズマ・ミーニンはこうなりました。持ち物や取引に応じて、誰からどれだけ受け取るかを決めるように指示されました。 装備の資金と軍人への給与はすぐに集まりました。 クズマ・ミーニンはまた、民兵組織の軍事指導者の選出において決定的な役割を果たした。 将来の知事に対する厳しい要件を策定したのは彼でした。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は、通常は軍事的な仕事に従事し、そのような問題に熟練しており、反逆罪には現れない誠実な夫を呼ぶことに決めました。 ドミトリー・ポジャルスキー王子はこれらすべての要件を満たしました。 近隣地区からの奉仕者がニジニ・ノヴゴロドに集まり始めた。 1611 年の秋までに、この都市にはすでに 2 ～ 3,000 人のよく武装し、軍事訓練を受けた兵士がおり、民兵の中核を形成していました。 民兵組織の指導者らはヴォルガ地方の他の都市とのつながりを確立し、クレムリンに投獄されている総主教ヘルモゲネスに秘密大使を派遣した。 この無国籍の時代に、総主教ヘルモゲネスは愛国心を持って、ラテン人との戦争のために民兵を祝福した。 正教会の支援は愛国勢力の統一に貢献した。 1612年の春、ミーニンとポジャルスキー率いるゼムストヴォ軍がニジニ・ノヴゴロドからヴォルガ川を遡った。 途中で、彼らはヴォルガ都市からの軍人たちに加わりました。

民兵組織が4か月間駐屯したヤロスラヴリでは、臨時政府、つまり全土評議会と新たな中央政府機関が設立された。

軍隊は貴族、農民、コサック、町民のダトーチヌイの人々から集中的に補充されました。 ゼムストヴォ軍の総数は1万人を超えました。 近隣の都市や郡の侵略者からの解放が始まりました。

1612年7月、ヘトマン・ホドケヴィチ軍がモスクワに進軍しているという知らせが届くと、ゼムストヴォ軍はポーランド守備隊との合流を阻止するために首都に向かって進軍した。

1612年8月、民兵はモスクワに接近した。 アタマン・ザルツキーは少数の支持者とともにモスクワ近郊からアストラハンに逃亡し、彼のコサックのほとんどはゼムストヴォ軍に加わった。 民兵組織はヘトマン・ホドケビッチのモスクワ入国を許可しなかった。 ノヴォデヴィチ女子修道院近くでの激しい戦いで、首長は敗北し撤退した。 援軍も食料も弾薬も受けられなかったポーランド守備隊は破滅する運命にあった。 10月22日、ゼムストヴォ軍はチャイナタウンを襲撃し、10月26日にはポーランドのクレムリン守備隊が降伏した。 モスクワは介入主義者から解放された。 ポーランド王ジギスムント3世はモスクワに対する遠征を組織しようとしたが、ヴォロコラムスクの壁の下で阻止された。 市の守備隊はポーランド軍による3度の攻撃を撃退し、ポーランド軍を撤退させた。 首都の解放はゼムストヴォ軍指導者の軍事的懸念を終わらせるものではなかった。 ポーランドとリトアニアの貴族の分遣隊と盗賊のコサック・アタマンが国中を徘徊した。 彼らは道路を強盗し、村や町を略奪し、さらには都市を占領し、この国の通常の生活を混乱させました。 スウェーデン軍はノヴゴロドの地に駐屯し、スウェーデン王グスタフ・アドルフはプスコフを占領するつもりだった。 アタマンのイワン・ザルツキーはマリーナ・ムニシェクとともにアストラハンに定住し、ムニシェクはペルシャ・ハーン、ノガイ・ムルザ家、トルコ人と関係を結び、偽ドミトリー２世からのマリーナ・ムニシェクの幼い息子の王位への権利を宣言する素敵な手紙を送った。 このようにして、17世紀の人民民兵は侵略者からのモスクワの完全な解放に貢献した。 ロシアはポーランドの侵略者に屈せず、それによってロシアが強大な国であることを証明した。 民兵はまた、外国だけでなく国家の国内政策にも影響を与えた。 これは当局の搾取と濫用を制限する原動力となり、また政府を国家機構と軍隊の集中化と強化に向けた。

第一ゼムストヴォ民兵組織の崩壊はロシアの抵抗の終結には至らなかった。 1611年9月までにニジニ・ノヴゴロドに民兵組織が結成された。 ニジニ・ノヴゴロド・ゼムストヴォの長老クズマ・ミーニンが率い、ドミトリー・ポジャルスキー王子を軍事作戦の指揮に招待した。 1612 年 2 月、第 2 民兵隊は首都への遠征に出発しました。

ニジニ ノヴゴロド

17 世紀初頭、ニジニ ノヴゴロドはロシア王国最大の都市の 1 つでした。 ウラジーミル・スズダリ・ルーシの東国境にある国境要塞として出現したこの城は、徐々に軍事的重要性を失いましたが、貿易と工芸品としての重要な重要性を獲得しました。 その結果、ニジニ・ノヴゴロドはヴォルガ中流域の重要な行政・経済の中心地となった。 さらに、ニジニにはかなり大きくてかなり重武装した「石の都市」があり、その上部と下部の集落は塔と堀のある木造の砦で守られていました。 ニジニ・ノヴゴロドの守備隊は比較的小規模だった。 それは約750人の射手、飼料外国人（傭兵）、および農奴の使用人（砲手、首輪、ザティンシチキ、国家鍛冶屋）で構成されていました。 しかし、この要塞はより本格的な軍隊の中核となる可能性があります。

ニジニ ノヴゴロドは重要な地理的位置 (ロシア内陸部の 2 つの大きな川、オカ川とヴォルガ川の合流点に位置していた) により、主要な貿易の中心地となりました。 貿易と経済的重要性の点で、ニジニ・ノヴゴロドはスモレンスク、プスコフ、ノヴゴロドと同等の地位にありました。 経済的重要性の観点からは、当時ロシアの都市の中で第 6 位を占めていました。 したがって、16世紀末にモスクワが国庫に関税として1万2千ルーブルを与えた場合、ニジニは7千ルーブルになります。 ロッド市はヴォルガ川水系全体とつながっており、古代ヴォルガ交易路の一部でした。 カスピ海からの魚、シベリアからの毛皮、遠く離れたペルシャからの織物や香辛料、そしてオカ川からのパンがニジニ・ノヴゴロドにもたらされました。 したがって、都市で最も重要なのは、最大2,000世帯が存在する商圏でした。 市内には職人も多く、川の港には労働者（荷積み手やはしけの運搬人）がいました。 ニジニ・ノヴゴロド・ポサードは、2人の長老が率いるゼムストヴォ世界に団結し、市内で最大かつ最も影響力のある勢力であった。

このように、ニジニ・ノヴゴロドは、その軍事戦略的位置、経済的、政治的重要性の観点から、ロシア国家の東部および南東部地域における重要拠点の一つであった。 16世紀の広報担当者イワン・ペレスヴェトフがイワン雷帝に首都をニジニ・ノヴゴロドに移すよう進言したのは無駄ではなかった。 この都市がヴォルガ上流、中流地域、およびロシアの近隣地域を席巻した人民解放運動の中心となり、ニジニ・ノヴゴロドの住民がロシア国家解放のための闘争に積極的に参加したことは驚くべきことではない。

ニジニ・ノヴゴロドと苦難の時代

動乱の時代、ニジニ・ノヴゴロドはポーランド人とトゥシン人によって繰り返し破滅の脅威にさらされた。 1606年末、ニジニ・ノヴゴロド地区とその隣接地区に大規模なギャングが出現し、強盗や非道な行為を行った。彼らは村を焼き、住民を略奪し、監禁した。 この「自由」が1608年の冬にアラティルとアルザマスを占領し、そこに拠点を築いた。 皇帝ワシリー・シュイスキーはアルザマスや「盗賊」に占領された他の都市を解放するために軍隊を指揮官に派遣した。 そのうちの1人、イワン・ヴォロチンスキー王子はアルザマス近郊で反乱軍の分遣隊を破り、市を占領し、アルザマスに隣接する地域を掃討した。

偽ドミトリー2世の登場により、特にボヤール、モスクワ、地方貴族の一部とボヤールの子供たちが新しい詐欺師の側に移って以来、さまざまなギャングが再び活発になった。 モルドヴィア人、チュヴァシ人、チェレミス人も反乱を起こした。 多くの都市も詐欺師側に味方し、ニジニ・ノヴゴロドを説得しようとした。 しかしニジニ・ノヴゴロドはシュイスキー皇帝の側に立ち、彼に対する誓いを変えなかった。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は敵を市内に決して入れなかった。 さらに、ニジニは自国の防衛に成功しただけでなく、他の都市を支援するために軍隊を派遣し、スコピン＝シュイスキーの遠征を支援した。

そのため、1608年末にバラクナ市の住民がシュイスキー皇帝への誓いを裏切ってニジニ・ノヴゴロドを攻撃したとき、アンドレイ・アリャビエフ知事はニジニ・ノヴゴロド住民の評決を受けて敵を攻撃し、その後12月3日には激しい戦いの末、彼はバラクナを占領した。 反乱軍の指導者たちは捕らえられ、絞首刑にされた。 アリヤビエフはニジニに戻る時間がかろうじてあり、12月5日にニジニを攻撃した新たな敵分遣隊と再び戦闘に加わった。 この分遣隊を破った後、ニジニ・ノヴゴロドの住民はヴォルスマを占領した。

1609年1月初旬、ニジニは総督セミョン・ヴャゼムスキー王子とティモフェイ・ラザレフ指揮下の偽ドミトリー2世の軍隊によって攻撃された。 ヴィャゼムスキーはニジニ・ノヴゴロドの人々に手紙を送り、もし市が降伏しなければ町民は皆殺しにされ、市は焼き払われるだろうと書いた。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は答えなかったが、敵がより多くの軍隊を持っていたにもかかわらず、自ら出撃することを決めた。 奇襲攻撃のおかげでヴィャゼムスキーとラザレフの軍隊は敗北し、彼ら自身も捕らえられ絞首刑を宣告された。 その後、アリヤビエフはムーロムを反乱軍から解放し、彼は王室総督として留まり、ウラジミールも留まった。

ニジニ・ノヴゴロドの人々は、ジギスムント3世のポーランド軍に対してさらに活発な闘争を繰り広げた。 リャザンと同時に、ニジニ・ノヴゴロドは全ロシア人にモスクワを解放するよう呼びかけた。 興味深いのは、そのような訴えを記した手紙が知事を代表してだけでなく、町民を代表して発送されたことである。 敵の介入や国内不安との戦いにおける都市居住の重要性は大幅に高まっています。 1611年2月17日、ニジニ・ノヴゴロド分隊は他よりも早くモスクワに進軍し、第一ゼムストヴォ民兵隊の一員として壁の下で勇敢に戦った。

最初の民兵組織の失敗はニジニ・ノヴゴロド住民の抵抗の意志を打ち砕くことはなく、むしろ彼らは完全な勝利のためには団結の必要性をさらに確信するようになった。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は、ボヤールの息子ローマン・パホモフと町民ロディオン・モセーエフというスパイを通じて、モスクワとの絶え間ない連絡を維持していた。 彼らは首都に侵入し、必要な情報を入手した。 ニジニ・ノヴゴロドのスパイは、クレムリンのチュドフ修道院の地下独房で苦しんでいたヘルモゲネス総主教との接触にも成功した。 ゴンセフスキーは、家長が介入主義者とその手下たちを非難したという事実に憤慨し、ロシア国民に戦うよう呼び掛け、ヘルモゲネスに対して公然と対処する勇気を持たず、餓死を宣告した。 週に一度、脱穀していないオーツ麦の束とバケツの水だけが、投獄された人々に食事として与えられました。 しかし、これはロシアの愛国者を謙虚にするものではありませんでした。 ヘルモゲネスは地下牢から侵略者との戦いを呼びかける手紙を送り続けた。 これらの手紙はニジニ・ノヴゴロドにも届いた。

ミニン

ニジニからは、共通の敵と戦うために団結するよう呼びかける手紙が国中に配布された。 この力強い都市では、滅びゆく国の運命を自らの手で掴むという人々の決意が熟していた。 人々を鼓舞し、勝利への自信と、あらゆる犠牲を払う意欲を植え付けることが必要でした。 大衆運動をリードするには、高い個人的資質を持ち、何が起こっているかを十分に理解している人材が必要でした。 ニジニ・ノヴゴロド出身の素朴なロシア人男性、クズマ・ミーニンは、そのような指導者、国民的英雄になった。

ミーニンの起源についてはほとんど知られていない。 しかし、K.ミニン（「洗礼を受けたタタール人」）の非ロシア起源に関するバージョンが神話であることは確かに知られています。 1611年9月1日、ミーニンはゼムストヴォの長老職に選出された。 「夫は生まれながらに有名ではありませんでした」と年代記者は述べています。「しかし、彼は賢明で知性があり、意味においては異教的でした。」 ニジニ・ノヴゴロドの人々は、スホルクをそのような重要なポストに指名したとき、ミーニンの高い人間性を高く評価することができた。 ゼムストヴォの長老の地位は非常に名誉であり、責任あるものでした。 彼は徴税の責任者であり、和解の裁判を管理し、大きな権力を持っていました。 町の人々は「世俗的な事柄すべてにおいて」ゼムストヴォの長老に従わなければならず、彼には従わない人々に強制する権利があった。 ミーニンはその誠実さと正義のゆえにニジニで「お気に入り」の人物だった。 優れた組織的才能、祖国への愛、そして侵略者に対する熱烈な憎悪により、彼は第二ゼムストヴォ民兵隊の「父」に昇進した。 彼は新しい民兵の魂となった。

ミーニンは、「ゼムストヴォ小屋」や自分の店が建っている市場、自宅近くの近所の人たちの定例集会、ニジニ・ノヴゴロドに届いた手紙が読まれる集会などで「モスクワ国家を助ける」よう勧め始めた。町民等へ .d． 1611年10月、ミーニンはニジニ・ノヴゴロド住民に対し、外国人と戦うための人民民兵組織を創設するよう訴えた。 警報の音を聞いて、人々は集会のために変容大聖堂にやって来ました。 ここでクズマ・ミーニンは有名な演説を行い、ニジニ・ノヴゴロドの人々に母国の防衛のためには何も惜しまないよう説得した。私たちの腹だけです - 私たちは庭を売り、妻と子供を質に入れ、誰かが私たちの上司になるように額を打ちます。 そして、私たちのような小さな都市からこれほど素晴らしいことが起こることを、ロシアの地から私たち全員がどれほどの賞賛を受けるだろうか。 私たちがこの方向に進むとすぐに、多くの都市が私たちにやって来て、外国人を排除することになることを私は知っています。」

クズマ・ミーニンさんの熱烈な訴えは、ニジニ・ノヴゴロド住民から最も温かい反応を集めた。 彼のアドバイスに応じて、町民は民兵に「第三の金」、つまり財産の三分の一を寄付した。 寄付は自発的に行われました。 ある裕福な未亡人は、所持していた1万2千ルーブルのうち1万ルーブルを寄付したが、これは当時としては巨額であり、ニジニ・ノヴゴロドの住民の想像力を驚かせた。 ミーニン自身も民兵の必要に応じて「国庫全額」を寄付しただけでなく、アイコンの銀と金のフレームや妻の宝飾品も寄付した。 「皆さんも同じようにすべきです」と彼はポサド紙に語った。 しかし、自発的な寄付だけでは十分ではありませんでした。 したがって、ニジニ・ノヴゴロドの全住民から「5番目のお金」の強制徴収が発表された。住民はそれぞれ、漁業と貿易活動から得た収入の5分の1を寄付しなければならなかった。 集められたお金は、奉仕する人々への給与の分配に使用されることになっていました。

農民、町民、貴族がニジニ・ノヴゴロド民兵組織への参加を志願した。 ミーニンは民兵組織に新たな秩序を導入した。民兵には平等ではない給与が与えられた。 軍事訓練と軍功に応じて、民兵の給与は4つに分けられた。 最初の給料をもらっている人は年間50ルーブル、2回目は45ルーブル、3回目は40ルーブル、4回目は35ルーブルを受け取りました。 町民貴族か農民かに関わらず、すべての民兵隊員に現金給与を支給することで、形式的には全員が平等になった。 ミーニンが人間を評価する資質は、貴族の出身ではなく、技術、軍事的能力、ロシアの土地への献身であった。

クズマ・ミーニンは、彼自身が民兵組織に加わったすべての兵士に注意を払い、敏感であっただけでなく、すべての指揮官にも同じことを要求した。 彼はスモレンスクの貴族に仕える分遣隊を民兵組織に招待したが、スモレンスク陥落後、彼らはポーランド王に仕えることを望まず、領地を放棄してアルザマス地区に赴いた。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は到着したスモレンスク兵士たちを非常に温かく迎え、必要なものはすべて提供した。

ニジニ・ノヴゴロドのすべての住民と市当局の完全な同意を得て、ミーニンの主導で「全地球評議会」が創設され、その性質上、ロシア国家の臨時政府となった。 参加者にはヴォルガ地域の都市の優秀な人々と地方自治体の代表者も含まれていました。 「評議会」の助けを借りて、ミーニンは民兵組織に戦士を採用し、他の問題を解決しました。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は満場一致で彼に「全地球から選ばれた人物」という称号を与えた。

1611年にミーニンがニジニ・ノヴゴロドの人々に訴えた。 M.I.ペスコフ

第二民兵隊の司令官

極めて重要な問題は、ゼムストヴォ民兵組織を率いる知事をどうやって見つけるかということであった。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は地元知事との取引を望んでいなかった。 オコルニチ公ワシリー・ズヴェニゴロツキーは軍事的才能に恵まれておらず、首長ゴンセフスキーの子分であるミハイル・サルティコフと親戚関係にあった。 彼はジギスムント3世から勅許によりオコルニクの位を与えられ、トルベツコイとザルツキーによってニジニ・ノヴゴロド県に任命された。 そのような人に対する信頼はありませんでした。

2代目総督アンドレイ・アリャビエフは巧みに戦い、忠実に奉仕したが、知られていたのは彼の地元のニジニ・ノヴゴロド地区だけだった。 町民は、「便り」に悩まされず、人々の間で知られている有能な知事を望んでいました。 総督や貴族が陣営から陣営へ移るのが当たり前になったこの困難な時代に、そのような総督を見つけるのは容易ではなかった。 その後、クズマ・ミーニンはドミトリー・ミハイロヴィチ・ポジャルスキー王子を知事に選出することを提案した。

ニジニ・ノヴゴロドの住民と民兵は彼の立候補を承認した。 多くの人々が王子を支持した。彼は腐敗した支配層エリートとは程遠く、下院議員の地位も持たず、単なる執事だった。 彼は宮廷でのキャリアを積むことはできなかったが、戦場では何度も頭角を現した。 1608年、彼は連隊指揮官としてコロムナ近郊でトゥシン軍を破った。 1609年に彼はアタマン・サルコフのギャングを破った。 1610年、リャザン総督プロコピ・リャプノフがシュイスキー皇帝に不満を抱いていた間、彼はザライスク市を皇帝への忠誠を保った。 それから彼は、ザライスクを占領しようとしたリアプノフと「盗賊」コサックに対して派遣されたポーランド軍の分遣隊を破った。 彼は誓いを忠実に守り、外国人に屈しませんでした。 1611年春のモスクワ蜂起における王子の英雄的な行為の名声はニジニ・ノヴゴロドにまで届いた。 ニジニ・ノヴゴロドの住民もまた、正直さ、無私の心、決定を下す際の公正さ、決断力、行動のバランスなどの王子の特徴を好んでいました。 さらに、彼は近くにあり、ニジニからわずか120ヴェルストの敷地に住んでいました。 ドミトリー・ミハイロヴィチは敵との戦いで重傷を負い、治療を受けた。 彼の足の傷は特に治りにくく、跛行は一生残りました。 その結果、ポジャルスキーにはラメというあだ名が付けられました。

ドミトリー・ポジャルスキー王子を県に招待するため、ニジニ・ノヴゴロド住民はスーズダリ地区ムグリーヴォ村に名誉大使を派遣した。 この前後にミーニンが数回彼を訪問し、第二ゼムストヴォ民兵組織の組織化の問題について一緒に話し合ったという情報がある。 ニジニ・ノヴゴロドの住民は「私がゼムストヴォ評議会のためにニジニに行くために何度も彼のところを訪れた」と王子自身が述べた。 当時の慣例通り、ポジャールスキーはニジニ・ノヴゴロドからの申し出を長い間拒否した。 王子は、このような名誉ある責任ある任務を決定する前に、この問題について慎重に考える必要があることを完全に理解していました。 さらに、ポジャルスキーは最初から偉大な総督の権限を受け取り、最高司令官になることを望んでいました。

最終的には、まだ傷が完全に回復していなかったドミトリー・ポジャールスキーが同意した。 しかし彼はまた、ニジニ・ノヴゴロドの住民自身が民兵の先頭に立って「後方」に対処する人物を町民の中から選ぶという条件も設定した。 そして彼はこのポジションにクズマ・ミーニンを提案した。 それが彼らが決めたことだ。 こうして、ゼムストヴォ民兵組織では、ポジャールスキー王子が軍の役割を引き継ぎ、「全地球から選ばれた人物」クズマ・ミーニン・スホルクが軍の経済と民兵の財務を管理し始めた。 第二ゼムストヴォ民兵組織の先頭に立ったのは、国民に選出され信頼を寄せられた二人、ミーニンとポジャルスキーだった。

民兵組織

1611年10月末、ポジャルスキー王子は少数の従者とともにニジニ・ノヴゴロドに到着し、ミーニンとともに人民民兵組織を組織し始めた。 彼らはモスクワを侵略者から解放し、介入主義者のロシア領土からの追放を開始することになっていた軍隊を創設するために精力的な活動を展開した。 ミニンとポジャルスキーは、自分たちが直面しているこのような大きな課題は、「全国的な群衆」に頼ることによってのみ解決できることを理解していました。

ミニン氏は資金調達において素晴らしい毅然とした態度と決意を示しました。 ミーニンは民兵組織の徴税人たちが富裕層に譲歩しないよう、また貧困層を不当に抑圧しないよう要求した。 ニジニ・ノヴゴロド住民への一般課税にもかかわらず、民兵組織に必要なものすべてを提供するのに十分な資金はまだありませんでした。 私たちは他の都市の住民からの強制融資に頼らなければなりませんでした。 この課税は、最も裕福な商人であるストロガノフ家の事務員、モスクワ、ヤロスラヴリ、その他ニジニ・ノヴゴロドと貿易でつながっている都市の商人に課された。 民兵組織を創設することにより、その指導者たちはニジニ・ノヴゴロド地区の国境をはるかに超えて自らの力と権力を示し始めた。 手紙はヤロスラヴリ、ヴォログダ、カザンなどの都市に送られた。 ニジニ・ノヴゴロド民兵組織を代表して他の都市の住民に宛てて送られた書簡には、「モスクワ州のすべての都市から、貴族やボヤールの子供たちがモスクワの近くに集まり、ポーランド人とリトアニア人は強力な包囲網に包囲されたが、小川が流れ込んでいた」と記されている。モスクワ近郊からの貴族やボヤールの子供たちが、一時的なお菓子を求めたり、強盗や誘拐のために散り散りになった。 しかし今、私たちニジニ・ノヴゴロドのあらゆる種類の人々は、カザンと下流地域とヴォルガ地方のすべての都市に追放され、多くの軍人たちと集まり、モスクワ国家の最後の破滅を目の当たりにし、神に慈悲を求めています。全員がモスクワ国家を助けるために全力で取り組んでいます。 はい、スモレンスク、ドロゴブジャン、ヴェッチャンの人々がアルザマスからニジニの私たちのところにやって来ました...そして私たち、ニジニ・ノヴゴロドのあらゆる種類の人々が互いに相談して、彼らと腹と家を共有し、給料を与えることに決めました。そして彼らを助け、モスクワを助けるために彼らを国家に送り込むことだ。」

ヴォルガ地方の都市はニジニ・ノヴゴロドの呼びかけにさまざまな方法で応じた。 バラクナやゴロホヴェツなどの小さな町はすぐに参加した。 カザンは最初、この呼びかけに対してかなり冷静に反応した。 その「主権者」は「ポニゾフ地方の主要都市である王立カザン」が優先されるべきだと信じていた。 その結果、民兵の中核は、ニジニ・ノヴゴロド住民とともに、スモレンスク陥落後にアルザマス近郊に到着した国境地域の軍人となった - スモリャン、ベリャン、ドロゴブジャン、ヴィャズミチ、ブレンチャン、ロスラフツィら。 集まった者は約2000人で、全員が何度か戦闘に参加した経験豊富な戦士たちだった。 その後、リャザンとコロムナの貴族のほか、ヴァシリー・シュイスキー皇帝のもとモスクワにいた「ウクライナの諸都市」の軍人、コサック、射手らがニジニにやって来た。

ニジニ・ノヴゴロドで第二民兵組織が結成されたことを知り、それに対抗することができなかったことを知ったポーランド人たちは、総主教ヘルモゲネスに頼って「裏切り者」を非難するよう要求した。 総主教はこれを拒否した。 彼はゴンセフスキーの指示に従って自分に頼ってきたモスクワの貴族たちを「いまいましい裏切り者」と罵った。 その結果、彼は餓死してしまいました。 1612年2月17日、ヘルモゲネスは死去した。

第二民兵組織の指導者たちは、第一民兵組織の残りの問題を解決する必要があった。 コサック自由民の指導者であるザルツキーとトルベツコイは依然として大きな力を持っていた。 その結果、1611年12月以来、ロシアではアタマン・イワン・ザルツキー率いるモスクワ・コサックの「全土評議会」とニジニ・ノヴゴロドの「全土評議会」という2つの臨時政府が運営された。 この 2 つの権力の中枢の間では、地方知事への影響力や収入をめぐる争いだけでなく、次に何をするかという問題をめぐっても争いがあった。 ザルツキーとトルベツコイは、裕福で影響力のあるトリニティ・セルギウス修道院の支援を得て、民兵をできるだけ早くモスクワに導くことを提案した。 彼らはニジニ・ノヴゴロド軍の急速な権力と影響力の増大を恐れた。 そして彼らはモスクワ近郊で支配的な地位を築こうと計画した。 しかし、ニジニ・ノヴゴロドの「全地球評議会」は、作戦の適切な準備をするには待つ必要があると考えた。 これはミーニンとポジャールスキーのラインでした。

トルベツコイとザルツキーがプスコフの詐欺師シドルカ（偽ドミトリー３世）と交渉を始めてから、２つの権力中枢の関係は公然と敵対関係となり、最終的にはシドルカに忠誠を誓った。 確かに、そのような行為は一般のコサックの間で支持を得られず、ミーニンとポジャールスキーによって厳しく非難されたため、彼らはすぐに「ゴッドファーザーへのキス」を放棄しなければならなかった。

ハイキングの始まり

懸命の努力の末、1612年2月初めまでに、ニジニ・ノヴゴロド民兵はすでに立派な軍隊となり、兵士数は5,000人に達した。 第二民兵組織の軍事構造に関する作業がまだ完全に完了していないという事実にもかかわらず、ポジャールスキーとミーニンはこれ以上待つことができないことに気づき、作戦を開始することを決定した。 当初、ニジニ・ノヴゴロドからゴロホヴェツ、スズダリを経由してモスクワに至る最短ルートが選択されました。

攻撃のタイミングは好都合だった。 モスクワにあるポーランド守備隊は大きな困難、特に深刻な食糧不足に直面した。 飢餓のため、ポーランド守備隊の大部分は食料を求めて荒廃した都市を離れ、周囲の郡へ移動することを余儀なくされた。 12,000のうち クレムリンとキタイ・ゴロドには約4,000人の敵軍が残されていた。 守備隊は飢えで弱体化した。 ヘチマン・ホドキェヴィチ指揮下のポーランド凶悪犯の最も精選された分遣隊は、ドミトロフ市近くのロガチェヴォ村に配置されていた。 サピエハの分遣隊はロストフ市にあった。 包囲された守備隊に対してジギスムント3世からの助けはなかった。 しかし、「7人のボヤール」は実際の軍隊を代表するものではありませんでした。 したがって、これはモスクワの解放にとって最も都合の良い時期であった。

ドミトリー・ポジャルスキー県は解放キャンペーンの計画を立てた。 その考えは、介入勢力の細分化を利用して、彼らを少しずつ解体することであった。 当初はホドキェヴィチとサピエハの分遣隊をモスクワから切り離し、その後包囲されたポーランド軍ゴンシェフスキの守備隊を破って首都を解放することが計画されていた。 ポジャールスキーはモスクワ近郊のコサック「キャンプ」（第一民兵の残党）からの援助を期待した。

しかし、アタマン・ザルツキーは公然と敵対的な行動を開始した。 彼はロシア北東部の多くの大都市を占領し、それによってニジニ・ノヴゴロド住民のそこへの侵入を阻止し、勢力圏を維持することを決定した。 サピエハ大分遣隊がロストフから撤退したのを利用して、ザルツキーは2月にコサックに戦略的に重要なヴォルガ都市ヤロスラヴリを占領するよう命じた。 アタマン・プロソヴェツキーのコサック分遣隊はウラジミールからそこへ向かうはずだった。

ザルツキーの行動が知られるとすぐに、ミーニンとポジャルスキーは当初の解放キャンペーン計画の変更を余儀なくされた。 彼らはヴォルガ川を遡上し、モスクワ近郊のザルツキーとトルベツコイのコサック分遣隊が活動していた荒廃した地域を迂回し、ヤロスラヴリを占領し、介入主義者に対して蜂起した部隊を団結させることを決定した。 ヤロスラヴリに最初に侵入したのはザルツキーのコサックだった。 町の人々はポジャルスキーに助けを求めた。 王子は親戚であるドミトリー・ロパタ・ポジャルスキー王子とロマン・ポジャルスキー王子の分遣隊を派遣した。 彼らは素早い襲撃でヤロスラヴリとスズダリを占領し、コサックの不意を突いてプロソヴェツキーの軍隊をそこに駐留させなかった。 ヤロスラヴリへ向かう途中だったプロソヴェツキーの分遣隊は、モスクワ近郊の収容所へ引き返さざるを得なくなった。 彼は戦いを受け入れなかった。

ヤロスラヴリがニジニ・ノヴゴロドの手に渡ったという知らせをロパタ＝ポジャルスキーから受け取ったミーニンとポジャルスキーは、1612年3月初旬、民兵に対し、ロシア国家の首都を解放するための作戦にニジニ・ノヴゴロドから出発するよう命令を出した。 民兵は1612年4月初旬にヤロスラヴリに入った。 ここで民兵隊は 1612 年 7 月末までの 4 か月間駐留しました。